領域紹介・カリキュラム

アート・デザイン表現学科
ファッション表現領域(2024年4月名称変更)

暮らしを豊かに彩り、常に時代の姿を反映しているファッションを創造するために、社会の小さな変化に気がつき、新しいものを掴むことのできる感性と、未来を見据えた想像力が求められます。
ファッション表現領域は、素材から「手で考え、創る」と同時に、デジタル技術を用いて独自の表現力を養います。社会や人とつながる活動を通して、そこに求められるクリエイティビティも習得し、絶え間なく変化を続ける社会と多様化する生空間を捉え、新しい価値を創造できる人を育成します。


1年次 手で考え創ることで表現の基礎と実践を学ぶ。

自らの手を使う「フィジカルな制作体験」を追究する1年次。ボディイメージを獲得するためのドローイングや立体造形、基礎的な染織・加工の技術、イメージを形にするための衣服の設計方法や製図も習得。さらに、服と空間の関係性にも発想を巡らせ、身体や空間感覚を研ぎ澄まし、リサーチから課題に気がつき構想できる力と創る楽しさと培います。

学べること
立体裁断、設計・構成基礎、染色、素材加工ほか

関連講義授業;アート・デザイン表現論、ファッション&テキスタイル概論、ファッションデザイン史



2年次 デジタル技術 × 衣服で、想像力・創造力の世界を広げる

2D/3D CAD(設計、着装シュミレーションソフト)や、ファブリックプリンターをはじめとするデジタルツールを用いて、表現の拡張に取り組んでいく2年次。後期では、1年次で培った自身の感覚・表現とデジタルテ技術を組み合わせ、自らの想像の世界をさらに広げていきます。

学べること
2D , 3D CADによる設計・構成、テキスタイルデザイン、衣服デザイン・造形ほか

関連講義授業;身体衣服論、ファッション文化・マネジメント論



3年次 社会との接点を持ち、新たな視点を獲得する

自らの表現・技術を高めるだけでなく、アート・デザイン表現学科の他領域との融合的な学びや地域・施設・企業との連携プログラムやフィールドワークを通じて、社会との接点や新たな視点を獲得していく3年次。さまざまなプロジェクトを通じて、課題発見力と論理的な思考力や、創造性を養っていきます。

これまでの地域・産学連携
地域・施設連携
杉並区子ども発達センター、
NPO芸術家と子どもたち、
世田谷美術館、
羽毛田畳店ほか

企業連携
Wood Cloth Project(ハートツリー株式会社、株式会社こもれ陽)
森を育むために伐採される木材(間伐材)を活用し、木糸から作られた布を使用したバッグのブランディング、デザイン提案を行った(販売予定)。同時に端材を利用したチャームなどのバッグ周製品の展開についても企画・提案。
ORIHICA シャツのデザイン開発プロジェクト(株式会社AOKIホールディングス )
Z世代が考えるテーマに沿ったジェンダーレスシャツのデザイン開発を実施。ORIHICAのオンラインショップ限定で販売された。
株式会社ワコールホールディングス、伊藤忠商事株式会社、ほか

関連講義授業;心と身体の科学、心とアートの心理学



4年次 「独創性」と「社会のニーズ」を両立した創作を追求する

創り手としての個性を意識しながら、「社会、コミュニティーと衣服の関係」をテーマに思考する4年次。独自性を発揮しながらも社会のニーズに応える術を模索します。また、これまでに得た経験の集大成として卒業制作に挑み、社会に向けて発信します



大学院

大学院はデザイン専攻の中にファッションテキスタイル研究領域が設置されています。ここでは、自己の存在と向き合いながら、人と空間、人と環境について考察し、衣服と身体の関係が、社会の中でいかにあるべきかを思索し、作品制作と論理的な研究へと繋げていきます。

人は何のために衣服を身につけてきたのか。
そして、衣服は何のためにあるのか。
衣服は、身体保護・装飾性・身分の証、そして自己のアイデンティティを示すなど、さまざまな役割を果たしています。このことを踏まえながら、日常における自然な行為を再認識し、身体や社会が提起する問いに対する答えとしての衣服や、その多様性、さらには身体や衣服に対する概念について、さまざまな視点から考察を深めて研究を行い、社会への還元に目を向けていきます。

研究例
・ファッションとテキスタイルデザイン研究
・身体と衣服の関係に基づいた衣服構成の研究
・美術研究における繊維素材
・繊維素材を用いた造形研究
ほか



教員紹介

略歴はこちらから

眞田岳彦 教授
山村美紀 教授
西山景子 准教授

非常勤講師一覧 準備中

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